2014年11月21日

未払い残業代対策 基礎講座Q:振替休日・代休とは?

「振替休日」と「代休」は、同じような言葉に聞こえますが、全く意味が異なりますので、注意が必要です。

「振替休日」とは、休日と定められた日を、あらかじめ労働日に変更し、その代わりにその労働日を休日とすることです。

つまり、休日の振り替えを行うことで、本来の休日が労働日になり、本来の労働日が休日に変わります

注意点としては、あらかじめ振り替える日を特定しておかなければなりません

「代休」とは、休日労働が行われた後に、その代償として、他の労働日を休日として休ませる措置です

振替休日とは異なり、あらかじめ休日と労働日が交換されたわけではないため、休日労働の事実は消えません。

このため、代償として休日を与えたとしても、休日労働させた日については割増賃金の支払が必要となります

このようにお伝えすると「振替休日=割増賃金は不要」、「代休=割増賃金は必要」と思われるかもしれませんが、振替休日であっても、他の週に振り替えた場合は、振り替えたことによって、その週の労働時間が40時間を超えてしまうことがあります。

この場合は、割増賃金の支払いが必要となりますので、注意が必要です

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 14:46| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座

2014年11月14日

未払い残業代対策 基礎講座P:休日とは?

休日には、2つの考え方があります。

1つは「法定休日」で、もう1つは「所定休日」です。

社員が「法定休日」に働いたのか、それとも「所定休日」に働いたのかで割増賃金の計算に大きく影響します

労働基準法では、毎週少なくとも1回の休日を与えるか、あるいは、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならないことになっています。

この労働基準法で定められている休日のことを「法定休日」といいます。

この法定休日に働かせた場合は、35%以上の割増賃金を支払わなければなりません

また、「法定休日」は、日曜日とかの指定はありません

しかし、1週1日、4週4日の休日を与えただけでは、1週40時間(特例対象事業場は44時間)をクリアすることは難しくなります。

休日を労働基準法どおりに、1週1日とすると、1日の所定労働時間は6.66時間(40時間÷6日)以内に収めなければならず、1日8時間という所定労働時間を設定することができなくなります。

そこでもう1日、休日を増やす必要があります。

この休日のことを、「所定休日」と言い、土曜日や祝日など会社ごとに定めます。

この「所定休日」に働いた場合は、法定休日ではないので、35%以上の割増賃金部分の支払は不要です。

ただし、その週の労働時間が40時間を超えた場合には、時間外労働につき25%以上の割増賃金の支払いが必要です。

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 14:42| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座