2014年05月29日

未払い残業代対策 基礎講座D:特例措置対象事業場とは?

法定労働時間は、1日8時間、1週40時間ですが、労働基準法では、いくつかの例外を認めています。

まず、1つ目の例外は、「特例措置対象事業場」です。

法定労働時間は、1週間40時間と定めていますが、一定の事業場については、特例的に1週44時間まで認められており、これらの事業場を「特例措置対象事業場」といいます。

1週44時間と認められる事業場は、常時使用する労働者数が10人未満である下記の業種の事業場です。

@商業:卸売業、小売業、理美容業、倉庫業、その他の商業
A映画・演劇業:映画の映写、演劇、その他興業の事業
B保健衛生業:病院、診療所、社会福祉施設、浴場業、その他の保健衛生業
C接客娯楽業:旅館、飲食店、ゴルフ場、公園・遊園地、その他の接客娯楽業

なお、会社全体の従業員が100名でも、各支店、店舗、工場単位の人数が10人未満であれば、特例措置対象事業場に該当するため、自社で活用できるか是非チェックしてみてください。

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 16:41| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座

2014年05月26日

未払い残業代対策 基礎講座C:所定労働時間はどのように決める?

「所定労働時間(会社が独自に決める時間)」と「法定労働時間(労働基準法で定める時間)」の関係を整理すると、下記のとおりです。
 ⇒ 所定労働時間≦法定労働時間

つまり、1週40時間、1日8時間の範囲内で、会社は独自に所定労働時間(始業・終業時間)を決めなければなりません

このため、多くの会社が
 @9時始業、18時終業(休憩1時間含む)=1日8時間
 A土日休み=8時間×5日=1週40時間
と定めています。

法定労働時間の範囲内であれば、会社は独自に所定労働時間を決めることができますので、自社に合った時間帯で始業・終業時間を決めてください

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 14:48| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座

2014年05月22日

未払い残業代対策 基礎講座B:所定労働時間とは?

所定労働時間とは、何でしょうか?

所定労働時間とは、その会社が(就業規則などで)独自に決めている労働時間のことです。

例えば、午前9時始業、午後5時終業(うち休憩1時間)となっていれば、所定労働時間は7時間です。

この所定労働時間は、会社が自由に決めることができるのかというと、そうではありません。

所定労働時間は前回お話した法定労働時間(1日8時間、1週40時間)の範囲内で決めなければなりません

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 15:08| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座

2014年05月08日

未払い残業代対策 基礎講座A:法定労働時間とは?

法定労働時間とは、何でしょうか?

法定労働時間とは、労働基準法で「これ以上働かせてはいけない」と定めている労働時間の限度時間のことをいいます。

具体的には、1週間については40時間(特例措置対象事業場は44時間)、1日については8時間を超えて働かせてはいけないと定めています。

このため、「1日12時間労働する」と社員との間で合意又は契約していても、これは無効となります

無効となった部分は、労働基準法で定める法定労働時間(1日8時間)となりますので、注意が必要です。

posted by ユナイテッド・パートナーズ社労士事務所 at 17:13| Comment(0) | 未払い残業代対策 基礎講座